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いつもいつも、「テレビがしょうもなくて見るもんがない。」などと悪たればかりつきながら、ドジャースの試合は見逃さず見ており、ドジャース4月19日現在14勝4敗と断トツトップです。そんな中、久しぶりに有意義なテレビを見ました。ドジャースがなぜ強いのかを探るインタビューですが、目から鱗のような内容で、「なるほど!なるほど!」と感心して聞いていました。私のような表面しか見ないファンは、単純に「そりゃあ、あれだけ金を使えば強くなるわなあ。」くらいにしか思ってないのですが、いやいや何をおっしゃるウサギさん!編成部長のアンドリュー・フリードマンのインタビューですが、氏は、過去に弱小球団を金をかけずに再生した実績のある人で、まずは、チームの良い点悪い点をしっかりデータで把握し、それを補うために、緻密なデータを駆使して選手を分析、表面に出てこないような力を見出して補強することから始めるそうです。(データ分析のためだけに10人弱の優秀なメンバーを入れ、いくつかのチームを作った。)打率は低いが選球眼が良い選手を二軍から見出したり、もし主力選手が怪我したら大幅に戦力ダウンするのでいくつかの守備を守れる選手を優先して獲得する、とか、ピッチャーは三振はよく取るのに相手に点を取られるのは何故か?それは、守備力が弱いから、ならば、打撃力を我慢しても守備が優先だ。他には、それぞれの選手が怪我する確率はどうだ?また球場によっても力を発揮する選手が違うなど、今までであれば、打者なら打率、ホームラン数など・・・、投手なら勝ち星や三振の数など・・・の表面の数値だけでなく、全く違う数値を優先させて。チームの総合力を高める非常に科学的な分析と根拠に基づいた選手獲得、選手起用がべースにある。その上でさらに、みんなが気持ちよく仕事ができる人を選んでいる。いくらすごい選手でも他の選手やスタッフにとってマイナスならば、トレードに出すことも考える。そんな考えとデータ分析の上に、ドジャースが大金をかけて補強したから強くなったんだ。あくまでも強くするための戦略があり、その上での大型補強と言うことでした。「ローマは一日にして成らず」ドジャースも金を積んだからと簡単に強くなったわけではないようですね。まさに「ドジャースは一日にして成らず。」ですね。
いかにチームを強くするためにデータが大事かと言う話ですが、この人の話は企業経営や組織の動かし方などにも大いに役に立つ話でした。曰く、強くなるには最後は人、部門間の連携が大事、みんなが心地よく仕事をしてもらうために何が必要かを考えている。選手だけでなく選手のファミリーにとっても快適に過ごしてもらう努力をしている。また、物事を進める時に自分が全ての答えを持つとは限らない(自分がすべて正しいわけではない。)逆に、みんなが同意していると何かがおかしい不安である、最後に判断する(裁判官のハンマー)はトップである自分が持っているが、それはできるだけ使いたくない。意見を言い合うのが自然で正しい姿だ。さらに、人の能力を測るときにも面白い判断をしていました。何かを聞いたときに「自分は、そのことについては分からない。」と言えるかどうか、それが言える人は素晴らしい、逆に分からないのに分かった振りをする人は信頼できない、また、どんな人(末端の掃除の人やビールの売り子、受付など全てのスタッフ)にも声をかけて、必要であれば意見を聞く。
何と素晴らしいリーダーでしょうか?理路整然としてるが、熱いハートもあり、聞いていて誰もが分かりやすい。現代のリーダーかくあるべし!というところでしょうか?
全編、面白く役立つ内容でしたが、さらに、それを聞いていた栗山氏が最後に「結局、組織と言うのは人の掛け算なんですね。つまり、一人でもマイナスの人がいれば、掛け算ですべての答えがマイナスになる。」と言うようなことを言ってましたが、これも大事なことですね。名言でした。
いや~、いろいろ参考になりました。今は組織を統括したり、人を引っ張る役目などはありませんが、昔、聞いておけば良かったなあと、つくづく感じた番組でした。(現役の人には役に立つ内容だと思います。)「テレビもたまには、役に立つなあ。」などと、その辺の一年金生活者のくせに偉そうにつぶやきながら、また、明日からドジャースを応援してやろうか!などと思っている今日この頃です。
では、次回は4月末くらいに。
