山の中の桜の木 (No.4)

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平成30年3月30日、午後3時にブログを書いてます。今年は桜が一斉に咲き乱れ、あちこちで美しい姿を見せてくれています。京都では円山公園や嵐山、鴨川沿いやたくさんの神社仏閣などそれは奇麗ですし、たくさんの人が見に来ています。

そんな素晴らしい桜たちと対照的に、近くの山の中にも桜がポツンと咲いてました。よく見ると、あっちの山にもこっちの山にも雑木に紛れながら、誰に見せるわけでもなく、また誰も手入れしなくても毎年春になると必ず花を咲かせます。人が見ていようが見ていまいが、褒められようが褒められまいが、山の桜は、手を抜くことなく、春が来れば自分の仕事を一生懸命に全うするのですねえ。

人の世界に例えて言うと、有名な桜の名所が映画の主役なら、山の桜はセリフもないただの通行人かもしれません。また、常にスポットライトを浴びながら仕事をしてる人に対して、誰も気づかない地味な仕事のようでもあります。しかし、地味な仕事、裏方の仕事でも、それがないと世の中回らなくなります。どんな仕事、どんな存在とても大事だということでしょう。そして、どんな仕事でも一生懸命にやっている人は、美しいものです。もし、「目立たない地味な仕事は嫌。」とか「誰も褒めてくれない!」とくさっている人がいれば、山の桜に笑われます。武者小路実篤の言葉に「人見るもよし、人見ざるもよし、我は咲くなり。」というものがあります。どんな時でも影日向なく全力を尽くす。まさに山桜、そして人間もそうでないといけません。人が見ようが見まいが山桜に負けないようにがんばりましょう!

 (あとがき)

 山の桜と言うと、私の高校時代、いかにも実直そうな先生が剣道部におられ、その先生が誰もいない道場で一人素振りを黙々と何百回もこなしているのを隣の柔道場から見てました。(私は中学~大学まで柔道部でした。)その先生が定年後、雨の日も風の日も毎日朝早く誰もいない公園で、子供たちが楽しく遊べて怪我をしないよう、小石を拾ったり草をむしったりと一人掃除を続けていたことを、亡くなった後に聞きました。いかにもその先生らしいエピソードです。山の桜も一目置くような、素晴らしい生き方でした。

  

 

 

 

 

 

 

 

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