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昔、フランクシナトラが歌う「ニューヨーク・ニューヨーク」と言う
軽快なメロディで、洗練された都会を感じさせてくれる曲がありました。
そのニューヨークへ、先週12日~17日まで行ってました。
今回、ニューヨークへは2回目の訪問で、前回は23年前、1995年の1月17日でした。
1995年1月17日と言うと思いだす方も多いと思いますが、そうです、阪神大震災の日でした。
ちょうどニューヨークに着いたときにテレビで、「日本で大地震発生!」「死者10数人」と言う第一報が放映され、
映し出された地図が、京都辺りを中心に円が書かれており、写真はどこかの高速道路が倒れている様子。
てっきり、京都が大被害で写真は名神の南インター辺りかと思い、慌てて日本に電話をかけても、どこにもつながりません。
何回、どこにかけてもつながらず、気持ちは焦るけどどうしようもありません。
人間って、そうなると意外に開き直るもので、自分でも不思議だったのですが、
「どうせ、この遠いところからだと何もできないし、仕方ないな。」と思い、
一緒に行ってた人とヘリコプターでニューヨークの夜景を見ることにしました。
まあ、今考えたらなんと不謹慎で薄情なのかと感じますが、当時のことを思い出すと(亡くなった方には申し訳ないですが。)
死者が10数人と報道されていたので、確率からすると何とかなってるだろうと思ってたようで、
その後、家族や会社関係者等の知り合いとも連絡が取れ、無事も確認できホッとしました。
ところが、次の朝7時くらいの(日本の17日夜8時)のニュースでは、死者が1000人を超え、
その日の夕方には4000人、最終的には6400人を超える大惨事で、もし、第一報で数千人の犠牲と報道されていたら、
のんびりヘリコプターに乗ってる場合ではなかっただろうと思います。(心より犠牲者の方々のご冥福をお祈りします。)
ただ、災害の時に不謹慎にも遊覧したヘリの窓から見えたエンパイアステートビルなどの高層ビル群、
自由の女神等、それは見事な景色でした。
そして、
にょきにょきと二本そびえ立ったワールドトレードセンタービルの大きなこと、
その巨大なビルを今回は、見ることができませんでした。
たった数人のテロリストが4機の飛行機をハイジャックし、地上110階の威容を誇る二つの建物を
一瞬にして跡形もなく崩壊させる。
そんな映画の中のようなことが2001年9月11日に起こってしまいました。
考えてみたら、地震にしてもテロにしても、災難や災害はある日突然に理不尽な形で訪れます。
何も悪いことをしていないのに、人生を終了せねばならなかった方たちの無念は遭遇した人にしか、分からないと思いますが、
幸いにして今生きている私たちは、今生きているこの時間を大事にして、無駄に過ごさないようにしないと、
犠牲になった方たちにも申し訳ないように思います。
ちょっと暗い話になったので、「ジシンはジシンにジシンがない話」を、
阪神大震災の時は海外、東日本大震災の時は福井で、それぞれ全く揺れた経験がありません。
また、東日本の後に各地で余震があり、その際も東京に行ったのですが、行ってる間は余震ナシ、
つまり、私自身は地震に遭ったことがないので揺れには全く自信がありません。
しかし、自分では何となく”地震忌避能力”が備わってるのではないかと思っているので
地震が怖い人は、私の近くにいると安心ですよ。
(まあ、責任は持てませんけど。)
今回は以上です。
次回の更新は4月末くらいかな?
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返事は書くかどうかわかりませんが・・・・・・・。