
この写真と「ブロークンウインドウ理論」と何がどう関係あるのでしょうか?
そもそも、「ブロークンウインドウ」ってなんのこっちゃ・・・・・・?
ごもっともですが、その前に少し宣伝とお礼を。
6月16日に2店舗目のパン屋さんが、福岡県糟屋郡志免町というところにオープンしました。
お花等を贈っていただいた皆様、本当にありがとうございました。
贈っていただいてない方は、次回にぜひお願いします。
おかげさまで大盛況でオープンを飾ることができました。
お花もこの写真の後に倍くらいの数が来て、華やかな開店になりました。
お客様からは、花を持って帰っていいですか?
と聞かれるので、「すみません、明日も朝からグランドオープンですので
できましたら、今日明日はそのままにしていただくとありがたいです。」と答えていたのですが、
しばらく見ないうちに、はっきりと花が抜けているのがわかるようになりました。
朝の7時から昼1時くらいまでは、まだまだ豪華な花が店を飾っていました。
そして、2時くらいに見たときに「抜けているなあ。」と感じたのですが、
30分後くらいに見てみると、見るも無残にガンガン抜けて、何人かのお客様が
ごっそり最後の花を持って帰るところでした。
別に持って帰ってもらっても全然いいのですが、それを見てると、
まさにブロークンウインドウ理論だな、と感じた次第ですそ
さて、ブロークンウインドウ理論とはアメリカで出てきた理論ですが、
二台の車を放置しておき、一台の方は普通に駐車し、もう一台はその横に窓を割って置いておく、
数日経つと、何もしてない車はそのままなのに対し、窓を割った方の車は、タイヤからシートから
何から何まで勝手に持って行かれボロボロになっていたそうです。
つまり、窓を割って放っている車に対しては罪悪感を感じにくく、
みんながしているのだからいいだろうと、勝手に判断して犯罪を犯すそうです。
犯罪と言えないようなちょっとしたことでもそのままにしておけば、
エスカレートしてあっという間に犯罪が広がるそうです。
そのことをニューヨークのジュリアーニさんという市長が1990年代に実践しました。
まず、地下鉄や町にある落書きを消して行き、違法駐車などの軽犯罪も徹底して取り締まりました。
そうして5年間経つと、軽犯罪だけでなく殺人や強盗、婦女暴行等の重犯罪も大きく減って
ニューヨークの治安が著しく回復し観光客も増えてきたそうです。
驚くのは、殺人は何と5年間で67.5%も減ったとの報告があります。
確かに今年の4月にニューヨークに行った時も、前回(1995年)と比べると
明らかに町はきれいで、安全だと感じました。
今、SSプランニングは小さな会社ですが従業員はパートさんを含めて30人くらいになりました。
そのほとんどがパン屋さんです。
パン屋さんでは、基本をしっかりやろうねと話しています。
大きな声であいさつ、お客様へのお礼、店長は日報・週報の提出等々、
当たり前のことですが、ひとつずつ徹底させるのは難しいことです。
でも、
その小さなことをやり続けないと、ブロークンウインドウの車のようになってしまいます。
つまり小さなことをおろそかにして放っておくと重大なことにも気が付かなくなるのでしょうね。
会社の中だけではなく、
人間関係においても同じで、お礼とか、相手に対する気遣いとか、小さなことでも
はっきりと相手に伝えて、コミュニケーションを円滑にすることで
理解も進み信頼関係にもつながります。
知らん顔とか、放っておくことが一番ダメなことだと思います。
あなたの身近に、ひょっとしたら窓の割れた車と同じように
周りからほっとかれている人がいるかも知れません。
そんな人を見つけたら、積極的に声をかけて割れた窓を修復していきましょう。
ただ・・・・・・・、
やりすぎは大迷惑ですね。
この間も同窓会的なメンバー何人かで飲んだのですが、
中に一人、十数年ぶりに会う女性がいて、
初めから終わりまで一人でしゃべり倒し続けました。
一人ずつに
「あなた昔はこうだったわよねえ。」「あなたはこうだからダメなのよ。」
と声をかけてくれるのですが、
「私はね、〇△×・・・・」➝どうでもいい話を延々と続け、
見るに見かねて、私が別の人に「ところで、何々君、最近はゴルフはしてる?」と聞くと
「私ゴルフはしないの。だって・・・・・・・」➝お前に聞いてない、
結局2時間くらいいましたが、95%くらいはその人がしゃべり続けていました。
これだったら窓が割れててもいい、と真剣に思いました。
でないと、頭が先に割れてしまいそうでしたから。
何事も限度は必要ですね。
次回は5月末くらいです。
今日明日は、東京の予定でしたが、朝の地震で中止になり、
いつもより早めにブログの更新ができました。
私は生まれて初めての体験で、怖かったです。・・・・・・ニューヨーク・ニューヨーク参照
みなさん、地震の被害はなかったですか?
余震が来るかもしれません。
お互い気をつけましょう。