拍手喝采、日本の親父! (No.18)

写真は、皆さんもご存知だと思います、山口で行方不明になった2歳の子供を発見した、スーパーボランティアの

尾畠春夫さん(78歳)です。

見つけたこと自身もお手柄ですが、その行動力や今までのボランティア活動の実績がすごいと、

連日マスコミをにぎわしています。

尾畠さんの事を、聞けば聞くほど、頭が下がる思いです。

困っている人がいるとすぐに駆け付け、手弁当で黙々と支援を続ける、しかも何の見返りも期待しない

「無私の愛」を貫いている、御年78歳、本当にすごい人がいたもんです。

インタビューで「生活費はどうしているのですか?」と聞かれ

「国民年金をもらっています。」と答えていました。

国民年金の額って、月に5~6万円くらいではないでしょうか。

にもかかわらず、全国どこでも被害があるところに軽自動車で出向き、支援し続けている。

誰にでもできることではありません。

実際のボランティア活動では、被害全体に対して、

尾畠さん一人でできることは、大したことはないかもしれませんが、

この人の生き様を見て、自分も、世のため人のために行動しようと言う人が多く現れてくると

それは大きなパワーとなって社会に広がって行きます。

小さなことでも自分のできることを一生懸命にやる・・・・・・・。

これって、どこかで聞いた話のようだと思っていたら、

思い出しました。

まるで「ハチドリの一滴(ひとしずく)」の物語のようです。

これは、南米の先住民に伝わるお話です。 

 ”森が燃えていました。

 森の生き物たちはわれ先にと逃げて行きました。

 でも、クリキンディという名のハチドリだけは、行ったり来たり

 くちばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは、火の上に落としていきます。

 他の動物たちは、「そんな無駄なことをして何になるんだ。」と言って笑います。

 クリキンディはこう答えました。

 「私は私にできることをしているだけ」”

物語は、これで終わりです。

でも、たぶん、

クリキンディは、続けてこう言ったと思います。

「だって、私はこの森が大好きだから。」

そして、小さなハチドリが一生懸命にくちばしで一滴の水を運んでいる姿を見て、

大きな熊やジャガーや象やライオンたちも自分ができることをやり始めて、

森が全部焼けることは免れたのではないでしょうか?

そして、残った森で全ての動物たちが力を合わせて仲良く暮らしましたとさ。

-おしまい-

こんな感じではないでしょうか。

この物語の「森」を「日本」に、「燃えている」は「災害に遭った」、「クリキンディ」は「尾畠さん」、

「他の動物」は「私たち」。

そう置き換えてみると、今の状況と一緒ですね。

私たちは、皆が尾畠さんと同じ行動はできませんが、まず災害や困った人がいることに関心を示し、

少しでもいいので寄附をしたり、もちろん何かの支援活動をしたり、そして

6月11日のブログ「月光仮面になる」の中で杉良太郎さんの言葉を紹介しましたが、

「お金も時間もない人は、福祉や支援に関心を示し、実際にやっている人たちに拍手を送るだけでも充分。」

なんだと思います。

お金や時間が出せなくても、拍手をして話題にすれば、それを聞いた人がまた関心を示します。

78歳の尾畠さんに、

「私は私にできることをやっているだけなんです。私は自分の住んでいる日本が大好きですから。」

と言われたら私たちも何かしなくては、と思いますよね。

きっと日本中がそう感じていると思います。

今回のことで日本がちょっといい方向に進んだかもしれません。

こんな親父が頑張っている世の中、

まだまだ捨てたもんじゃないですね。

 

ちなみに、ニッセン時代の2011年3月、東日本大震災がおこり、私たちに何ができるだろうと考えていた時に

この「ハチドリ」の話を思い出しました。

小さな力の私たちにぴったりの話だったので、すぐに「ハチドリのひとしずくプロジェクト」と命名した活動を

スタートさせました。

内容は、売上商品1点につき10円を募金としてニッセンから提供し、約5000万円が溜まった時点で、

そのお金と「ハチドリのひとしずく」の絵本を2~3000部ほど緊急増刷してもらい、また

それまでにお客様から寄せられた1253の温かいメッセージを本にした「ハチドリが運ぶ1253のコトバ」

という本を作り、一緒に被災地の学校に届けました。

小さな力でも自分のできることをやりたいという気持ち、そして全国からたくさん寄せられた優しく、温かい気持ち。

それを読んだ子供たちが大人になって、自分の子たちにまた伝えて行ってくれれば、

やった甲斐があるというものですね。

 

みなさん、78歳の親父さんに負けないように

人生前向きに一生懸命に生きて行きましょう!

 

最後に

尾畠さんと同世代では、こんな人がいます。

王貞治、張本勲、若林豪、板東英二、桂歌丸、津川雅彦(78歳)

さらに小林旭、五月みどり、千葉真一、中村玉緒(79歳)、加山雄三(81歳)

残念ながら亡くなった方もいらっしゃいますが、

みなさんが尾畠さんと同じ78歳になった時には、どのような人になりたいか、

目標をもって生きると良いかもしれませんね。

 

えっ、私?

私が78歳になったら、どんな人になりたいか?

私は、なりたいというのではないのですが、なってしまっているのではないかと

少し不安なのが、

やっぱり、

何と言いますか・・・・・

男、山根明、日本ボクシング協会元会長(78歳)でしょうか?

 

「私のすることに間違いなんて、ないですよ~。」

「私はねえ、世界からカリスマと言われとるんです。」

「会長にふさわしいのは、私しかいないんですよ。」

「男、佐村信哉はねえ、カンロ飴なんか食べませんから!」

なんて言ってるのかもしれませんね。

 

では、

「次はねえ、30日にはちゃんと更新しますよ~。」

 「佐村信哉はねえ、逃げも隠れもしませんよ~!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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