番外編 痛恨

何という皮肉でしょうか。

29日ブログを更新しましたが、内容は、「私がニッセンの社長時代に従業員の健康診断に胃カメラを取り入れて、

社員の一人に早期の胃がんが見つかった。」と言うものでした。

そのブログを更新した日の夜に、九州のパン屋の従業員が食道ガンで亡くなりました。

私より一つ年が若い男性です。

24日まで働いていて、のどの調子が悪いと言うことで病院に行くと、すぐに入院、食道にガンがあると言われ、

その5日後に亡くなりました。

半年前にパートから正社員になってもらい、良く働いてくれる職人さんでした。

この間の健康診断でも血圧が高いと言われてたくらいで、本人もガンと言う認識は入院するまでなかったようです。

本当に、人の命のはかないものですね。

人の寿命は仕方ないのかもしれませんが、

もし、1年前のパートの時代に胃カメラを受けさせていたら、

ひょっとしたら助かったかも、と思うと、

自分としては、痛恨の極みです。

辛いですねえ。

偉そうに、ニッセン時代に従業員も胃カメラを受けるようになって、早期ガンの人が見つかったのが、自分の功績だと

ブログに書いていましたが、

「今の従業員を助けられなくて、何が功績だ!」

「口だけじゃないか!」

と、言われているようで、故人やご遺族には、本当に申し訳ないと思っています。

(もちろん、故人がそんなことを言うわけもなく、ご遺族からも最後までよくしてくれたと感謝されました。)

ただ、自分としては残念で悔しい気持ちで一杯です。

まことに遅ればせながらですが、正社員と長期で働いてくれているパートさんには、

再度、健康診断で胃カメラを受けるように指示をしました。

改めて、ご冥福をお祈りすると同時に、これから何ができるか、

静かに考えてみたいと思います。

合掌!

 

それから、

これを読んでいる皆さん、

もう一度、言いますが、健康診断(特に胃カメラ)には行くようにしてください。

万が一、あなたに何かあれば、悲しむのは周りの人です。

悲しむ人が一人でもいる限り、大事に生きていきましょう。

 

今回は、番外編ですので、次回は通常通り2月10日辺りに更新予定です。

 

 

 

 

 

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