民主主義の限界 No.46

トランプさんの来日から、6月に大阪でG20が開催されます。

新聞も何かお祭り騒ぎのような内容で賑わっていますが、

このままで世界は本当によい方向に行くのか?と、今回は少し硬い話で勝手に一言言ってみようと思います。

次の数値は国別のある事の順位です。

1位ロシア(19年2か月)、2位ドイツ(13年8か月)、3位北朝鮮(8年6か月)、

4位日本(7年6か月)、5位中国(7年2か月)、6位イギリス(2年10か月)、

7位アメリカ(2年5か月)、そして8位フランス(2年1か月)

さて、何でしょう?

これは、現在の各国首脳の在位年月日です。(プーチンは途中、首相になったが実質的な指導者なので通算、

阿部さんは第二期の安倍政権)

そして、重要なのは「今後この首脳たちが何年間、国のリーダーになれるか?」です。

短い順番で行くと、

1位英メイ首相(0か月、6月には退任)、2位独メルケル首相(1年5か月、任期終了で退任)

3位日本安倍首相(任期全うすれば2年4か月)、4位米トランプ大統領(次回も再選できれば5年7か月)

5位仏マクロン首相(次回も再選できれば7年11か月)、

それら民主主義国家の首脳は、いずれも数年で代わることが確実ですが、

6位から8位の中国、ロシア、北朝鮮は、「ほぼ∞」

よくわかりませんが、それぞれ死ぬまでやってもよいように法律を変えたり(中国)、また任期はあるが、

その後、首相になって、また大統領になることの繰り返しで結局死ぬまでできるロシア、

北朝鮮は、将軍様が死ぬまでですから、それぞれ何もなければ相当の期間、今の指導者体制が続きます。

何が言いたいかと言うと、

独裁、専制国家に比べ国民が主権のいわゆる民主主義の国の指導者は任期が来ると当然ですが、

代わってしまうのです。

(ロシアは指導者を選挙で選ぶので形は民主主義国家ですが、実質的にはプーチンの専制国家ではないかと

思うので、日本や欧米の民主主義国家とは一線を引いてみました。)

両方の陣営にどんな差があるかと言うと、

あと1年か2年で代わる指導者とこれからもずっとトップを続ける指導者とでは、

交渉をするのにも片方は期限があるが、片方はじっくり構えられる、

そうなれば、強い交渉相手であっても何年かしたら代わるのであれば、今早急な答えを出さなくてもよい、

トランプさんがタフネゴシエーターであっても金正恩や習近平は自分たちの方が長く指導者の立場にいられるので

「のらりくらりしていたら、その内、次の大統領が来るだろう。その時にこちらを有利に持ち込もう。」

くらいの気持ちでいるかも知れません。

それから国作りや政策なども長くやれば、じっくり時間をかけてやることができるわけで、

トップが変わるたびにコロコロ政策が変わるようでは、

長期視点に立った国作りなんかできるはずがありません。

企業でも同様、3年ごとにトップが変わるようでは、長い目で企業を育てる施策は、なかなかできません。

そういう意味では日本も創業家がトップもしくは、トップではなくても経営に目を光らせている企業は、

強いところが多いと思います。

小売業でもセブン&iやイオンと言ったトップ企業は、創業家もしくは中興の祖と言われる人が

今の企業をけん引してきました。

サントリーのビール事業など今では”プレモル”などのヒット商品で企業に大きく貢献していますが、

2009年ころまで45年間も赤字が続いていました。

ただ、創業者の佐治会長が「ビールは起爆剤、エネルギーを生み出す赤字だ。」と

一度も撤退と言う議論にはならなかったそうです。

これが数年で代わるようなトップであれば、すぐにでも「赤字部門撤退」となるでしょう。

国と企業は違うかもしれませんが、

中国の発展等を見ると、共産党主導でありながら、皮肉にも思想的には全く逆の資本主義の良いところを

国が後押しをし、ダイナミックに取り入れて、大きく発展しています。

それは個人よりも国家を大事にするやり方で、民主主義とは反対ですが、

その発展を見ていると、どこかで「民主主義の限界」があるのかな

勝手に感じてしまう今日この頃です。

一概にトップの任期が長いから良いとか、短いから悪いと言うつもりはありませんが、

時間をどう捉えるかは、大事なことだと思います。

例えば、大臣のつまらん言動や細かいことで足の引っ張り合いをしているような国会議員たちでは、

与野党協力しながら、国の本当の発展を時間をかけて成し遂げようとはならないでしょうし、

目先の事ばかりが議論の対象になるようでは、「与しやすし。」(くみしやすし:恐れるに足りない。)と、

近くの長期政権の国からバカにされるのではないでしょうか?

私自身は共産主義者でもないし、社会主義国家を作りたいなどとは思っていません。

民主主義国家が永遠に続くことを願っています。

だからこそ、日本においても、

2年4か月後に安倍政権が代わっても、単に前の政権の非を問うのではなく、

良いものは引き継ぎ、以前にもまして強力な指導体制だと世界で認められるような交代を実現させて、

やはり民主主義は独裁や専制政権よりも強い、と

言わしめてほしいものです。

と、まあ、勝手に偉そうなことを言いましたが、

そろそろ、

以前のブログで「鬼太郎のような生活をしている。」とか、学生時代は「加山雄三(可山優三)」と、

言われていたと書いていた奴が偉そうなことを言うな!

というお叱りの言葉が聞こえてきそうなので、この辺でやめます。

次回は、6月10日辺りに更新します。

 

最後まで読んでいただいた、世界中で100人にも満たない選ばれた読者の皆さん。

ではまた次回まで「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」

 

 

 

 

 

 

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