(続きを読む)をクリック
いよいよ東京2020オリンピックも1年足らずになりました。
前回、1964年の東京オリンピックの時、私は9歳でしたが、開会式や各競技の事もよく覚えています。
何といっても開会式の時に日本選手団が入場すると小さな心に感激がこみ上げてきました。
死ぬまでにもう一度、その感激が味わえると言うのは、幸せなことです。
そして、オリンピックが始まる前にも町が盛り上がったのは、聖火リレーでした。
わが町を聖火リレーが走ると言うので、人ごみの中を見に行くと、聖火を持った代表の人が、
その後に10人くらいの伴奏を従えて、颯爽と走り抜けて行きました。(写真のような感じ)
よく見ると、その伴走者の中には、近所の足の速い高校生のお兄さんがいて、
その格好良かったこと、今でも覚えています。(ちなみに名前は、上木戸のお兄さんです。←知らないよね?)
そんな中、何気なくテレビを見ていると、「あなたも聖火リレーに参加してみませんか!」
と言う文字が目に飛び込んできました。
「何っ? 聖火リレーに参加できる???」
「やる。やる。やる!」
「で、参加資格は?」と思い、京都府の応募要項を見てみると、
(京都府の公式募集だけでなく、コカ・コーラやトヨタ自動車などいくつかの民間企業からも応募できます。)
”2008年4月1日以前に生まれた人なら誰もが参加資格がある。”と書いています。
「よ~し、2008年より50年も前に生まれてるから大丈夫!」「よ~し、申し込むぞ!」と
応募要項を読み続けていくと、
・京都にゆかりのある人(住んでいる等) → 大丈夫、ちゃんと住んでいます。
・自分の手で火を安全に運べる人 → 聖火どころか、ストーブだろうが火鉢だろうが担げます。
さらに応募の仕方を読み続けていくと、すべての人が対象です、と書いていながら、ちょろっと、次のように書いていました。
まず、”地域で活動をしている人を中心に選びます。”
「ちょっと待てよ、俺は地域活動なんて、町内会の掃除にも行ったことが無いぞ。」、・・・やや嫌な感じがしてきました。
その次に、選定の基本の考え方は次の3つです。と書いてある・・・・・。
①復興・不屈の精神で支えあう心
(復興のための地域コミュニティの再生に努力した人)
「すみません、東日本大震災以来、各地の自然災害に対して、毎年、心を痛めてはいますが、目立ったことはしていません。」
②違いを認め合う包容力
(様々な子供たちのスポーツの援助や地域のコミュニティを作った人)
「申し訳ありませんが、地域にどんなコミュニティがあるかも知りません。」
③祝祭による一体感
(地域の伝統文化活動を縁の下で支えている人)
「夏祭りにも行かないし、祇園祭も他の祭りも運営に参加どころか、人ばっかりで見に行くのもいやです。」
最後に、
応募するときに、その活動を400字以内にまとめて添付してください。と書かれているのを見て、
「そうか、何もやっていない俺は聖火ランナーになる資格はないなあ。」と思いながら、
ひょっとして、九州のパン屋(私がフランチャイズ経営している100円パンの店 注:最近赤字です。)
そこが、コカ・コーラと取引してるので、何とかコネでどうか?と思いましたが、無理!
それなら京都トヨタから車を買ってるので、そちらの線からは、と思いましたが、同じくダメ!
結局、他の応募についても、先ほどと同じ条件が付いていて、活動の内容を書かねばなりません。
やっぱり、日ごろの行いが良くないので聖火ランナーの夢は閉ざされそうです。
仕方ないので、56年前と同じように聖火リレーは見に行くようにします。
ただ、今回のオリンピックは、前回と違う点が一つあって、
それは、チケットが当たったので、この目で見ることができることです。
柔道の73Kg級決勝、たぶん大野選手が出ると思いますが、今から楽しみです。
人生で2回も自国開催が見れるのは、国の力もありますが、自分自身が健康で長生きをしなければできない訳で、
そういう意味では、健康に感謝したいと思います。
人生100年時代になってますから、ひょっとすると3回目の自国開催が、見れるかもしれません。
その時こそ、聖火ランナーになれるよう、体を鍛えて、
日ごろから行いを良くして、今から備えておきたいと思います。
みなさん、みんなで3回目の自国開催のオリンピックを見れるように頑張りましょうね。
「お前、いくつまで生きるつもりやねん?」
「そりゃあ、死ぬまで生きるつもりですよ。」
みなさん、
暑い日が続くので、夏バテに気を付けてお過ごしください。
次回は、30日あたりです。