いよいよ、新型肺炎がパンデミック(世界的な大流行伝染病)に認定されそうです。
毎日、テレビでは朝から晩まで、新型肺炎のニュースばかりで、少しうんざりしてますが、
脅威は脅威なので、国は国で、私たちは私たちで自分のできる防衛をするしかありません。
それにしても中国では、良い意味でも悪い意味でも一党独裁、習近平帝国のトップダウンが、
露呈した対応だと思います。
先日、武漢市の市長が、なぜ公表をもっと早くしなかったのか、と問い詰められると、
「中央の指示がないと発表もできない。」と開き直っていましたが、初めの頃は、国を挙げて情報操作をし、
世界の不安や批判を封じ込もうとしたところがありました。
途中から、「これ以上は、情報を無理やり封じ込めるのは無理。」と、積極的な対応を取るようになりました。
突貫工事で街の中に新型肺炎専用の病棟を作ったり、武漢市全体を隔離するような封鎖政策、
また、人ごみの中でマスクをしなかったら最悪死刑にする!と言った法律まで作り、
国として、しっかりやっているところを見せようとしています。
この辺は、トップダウンで物事が決まる国ならではのスピードだと思います。
もし、日本の京都で同じように何かの伝染病が起こったとしたら、京都御所や西京極球場など、
土地のある所に1か月でプレハブの隔離病棟を作ったり、京都の出入り口を封鎖して、誰も入れないようにする等、
大胆な施策は、到底できません。
そのようにスピード感があって良いところもあるのですが、何となくパフォーマンスが目的になっているのかな、
と思ってしまいます。
なぜなら、1000万人の武漢市を閉じ込めると発表した途端に、推定で半分の500万人が、
封鎖前に武漢市を抜け出したと言う情報もありました。
閉じ込めるつもりが、封鎖施策によって「閉じ込められては、かなわん。」と半分の人が中国全土、
また一部海外へと、逆に、拡散してしまうことになりました。
また、マスクの着用についても、感染した人が咳やくしゃみで周りに唾や痰を飛散させない効果はあるみたいですが、
ウイルス自体は、0.1ミクロンの大きさで、医療用のマスクでも0.3ミクロン以下のものは、
通してしまうので、「マスクをしてるから大丈夫とは言えない。」と、マスクの会社が発表していました。
日本でもクルーズ船を海の上で隔離したり、武漢からの帰国者を一時隔離するなど、対応に追われていますが、
この調子で行くと、実際に感染して亡くなられたりする被害だけでなく、
中国の工場が動かない、物の流通が制限される、それだけでなく、以前SARSの時もありましたが、
人々の心理状態が中国を拒否するので、中国製の衣服や家具等、関係のないものまで拒否され、
各企業、大打撃を受ける可能性があります。
今回も経済への影響は、SARS以上に大きい事でしょう。
しかしながら、マスコミも、危険だ危険だと煽りすぎのように思います。
死者の数で言うと、昨年から今年にかけて、アメリカではインフルエンザが大流行して1万人以上が亡くなっているそうです。
新型肺炎の比ではありません。(あと10日くらいすると1万人になっているかもしれませんが・・・)
にもかかわらず、ニュースでは新型肺炎ばかりです。
新型肺炎もインフルエンザも死亡している人は、高齢者や元々何らかの疾患がある人が多く、
健康体の人は治る確率が高いし、致死率が高いわけでもありません。
その辺のところをマスコミもしっかり報道して、必要以上に中国製品を拒否するようなことのないように
啓蒙してもらいたいですね。
そして、今こそ、日本からマスクや医療品、その他支援物資や医療班などの人的支援など、
国を挙げて、また民間ももっともっと取り組んでほしいですね。
中国が好きとか嫌いとか関係なく、困っている人を助けるのは、日本人としては当然の行為です。
何とか鎮静化してもらいたい、この新型肺炎ですが、一番の心配は、
パンデミックやゾンビの映画などでは、大体において、最後には隔離された地域を原爆などで
消し去ってしまおうとするシーンが出てきます
この先、世界の批判が中国の現体制に集中して、にっちもさっちもいかなくなった挙句、
「武漢を消し去ってしまえ!」とばかりに、習近平が核のボタンを押すことのないように祈っています。
(まあ、そんなことはないでしょうが・・・・)
あとがき
新型肺炎には、アルコール消毒が効果的らしいですが、
これは、体の表面だけの事でしょうか?
内側からも効くなら、私は毎日、大量のアルコールで消毒しているのですが・・・・・・?
では、次回は2月20日ころの更新です。
新型肺炎、少しでも落ち着いたら良いのですが。