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ここ何週間か続いている”コロナ”の影響で、いろんな人と話をすると多くの方から、
「大変だ。」「苦しい。」「政府は何をやっている。」「泣きたいですよ。」・・・・・・・・。
などと、まあ、愚痴や怒りやあきらめが、入り混じった嘆きの声が聞こえてきます。
ホテルの支配人の方は、「3月4月の宴会は一年でも大きな稼ぎ時にもかかわらず、予約は全部キャンセルされました。」
祇園の飲み屋さんも「街がガランとしてて、週に2~3日は坊主(客が0)です。」
みんなが言いたいのは、「どうしてくれるんや!」と言う叫びですが、じゃあ誰に言ったらいいのか?
それがわからないのが現状のようです。
本当にその通りで、どこに怒りをもって行けばいいのか? 仮に怒りをどこかにぶつけたとしても
何の解決にもならず、どうすればいいのか、と悶々としているのを見て、思い出したのが、
タイトルの言葉、連合艦隊司令長官山本五十六の「男の修行」です。
”苦しいこともあるだろう”。
”言いたいこともあるだろう。”
”不満なこともあるだろう。”
”腹の立つこともあるだろう。”
”泣きたいこともあるだろう。”
これらをじっとこらえて行くのが男の修行である。
確かにそうかもしれませんが、辛いですねえ。
私も3月初めに欲を出して金もないのに株を買い、その後の暴落で資産を大きく減らしました。
まあ、私などは大したことは無いかも知れませんが、中小企業や街の商店、旅行関係の会社は、
「男の修行」などと言ってられないと思います。
私が総理なら、
まず、コロナの潜伏期間は2週間と言うことなので、
4月10日から25日まで等、期間を区切って、日本中完全外出禁止(命にかかわるものは除外)にし、
一端、日本からコロナの伝染をなくす。
その後は、それをすり抜けた罹患者だけを完璧に把握して、治療を継続。
もちろん、その間の海外からの入国も禁止。
そして、その間の各企業の損失は、すべて国が補償する。
日経新聞に東証一部上場の全企業が1か月間売り上げが0になった場合
営業利益が約20%減少する、その額は約7兆円と出ていました。
東証一部上場企業の売上は、日本全国の企業を合わせたものの約半分ですから、
日本の全企業では、倍の14兆円くらいの減少、1か月丸々補償しても14兆円あればいいわけで、
トランプの220兆円に比べれば、大したことはありません。
そうして、7月くらいにコロナを封じることに成功したら、その後6か月間は、
小売り商品20%、飲食は30%、旅行関連は50%を
国が補助して消費の拡大と旅行業界の復活、コロナで痛手を負った商店や各企業の救済をする。
休みも働く人全員に通常以外の特別休暇を1週間取ることを義務付ける。
もちろん、その休暇の期間の補償も国がする。
そのくらいのことをやって総額30~50兆円くらいの大胆な施策を出さないと、小出しでは効果がありません。
財源はどうするか?
まず借金をせねばなりませんが、所得税と消費税、法人税まで含めると年間約40兆円あります。
それが、このままでは下手すると半減の20兆円くらいまで下がる可能性があります。
そう考えると、ここで30兆円使っても20兆円が戻れば、実質的なマイナスは10兆円です。
そのくらいは、いち早く経済が復活したことで次年度に取り戻せるのではないでしょうか?
要は、ちまちまするな!と言うことです。
孫氏の兵法にも集中して事に当たれば勝てる道が開ける、と言うようなことを書いています。
また、山本五十六と言う人は、無類のギャンブル好きで、乾坤一擲の勝負を躊躇なくやった人ですので、
山本五十六なら、首相に対して、「一気に勝負を賭けましょう!」くらいの事は言ったかも知れませんね。
まあ、勝手なことばかり言ってますが、
しばらくは、男も女も「じっとこらえて」行かないと仕方ないですね。
山高ければ、谷深し
谷深ければ、山高し(谷が深ければ深いほど、そこから登った山は高くなる。)
じっとこらえる修業が厳しければ厳しいほど、それが終わった後には、素晴らしいことが待っているのでしょうね。
それに期待して、修行を続けるようにしましょう。
みなさん、がんばりましょう!
次回は、4月10日くらいです。