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まだまだ、梅雨も明けていないのに、”絶好の観光シーズン”とは、何を言ってるのか!
と、お叱りを受けそうですが、写真は伏見稲荷の「千本鳥居」です。
先日、近くまで行く用事があり、ふと思いついて伏見のお稲荷さんに行ってみたのですが、
驚きました。この写真は、たまたまNETにあった写真を使いましたが、現地はこれと全く同じ、人がいない!
3年ほど前に九州の知り合いが来た時に案内したのですが、それはもう人が一杯で身動きが取れない状態。
本殿から千本鳥居の入り口まで歩くのに、人ごみでなかなか進めず、千本鳥居を進むのは、全く無理。
結局、そこで引き返しましたが、今回初めて一番上まで行ってきました。
たまにポツンポツンと人に会いましたが、千本鳥居の風情が充分に味わえて、なかなか良かったです。
考えたら、3年前も周りの人たちは9割がた中国を中心とする外国人ですから、その人たちが日本に来れないとなると、
そうなりますよね。
伏見稲荷だけでなく、その前の週は平安神宮から知恩院を経て、祇園の八坂神社。
さらにその前は嵐山近辺などを車で行く機会がありましたが、見たこともないような静けさで、
今を逃しては、もう二度とこのような風景は見れないのではないかと思うくらいです。
人が多いのと少ないのとでは、価値が何倍も違うようです。
大体において、人が一杯のところは嫌いで、祇園祭など30年くらい前に一回行って、それ以降は祇園祭の間は、
山鉾があるところには近づかないようにしていますし、普段から、いくらおいしいと言っても
並んでまで食べたくない性格ですから、並ばないといけないほど、人の一杯いる観光地は大嫌いです。
観光地だけでなく、夜の街も人が少なくて、私も6月から夜の外食を解禁して、徐々にリハビリをしているのですが、
今行けば、あちこちで大歓迎してもらえます。
やっぱり、「人の行く、裏に道あり、花の山」(人と違うことをすると意外な素晴らしいことに出会う。)
これは、千利休の句だそうですが、それに続けて株などの格言で「もうは、まだなり、まだは、もうなり。」
つまり、株などでも「もう、上がらんやろう。」と思うと「まだまだ、上がった。」
「まだ、上がるだろう。」と思っていると、「もう、下がった。」多くの人が考えていることの逆を行けば、
良いことが起こる、と言ってます。(ちなみに私には、株で良いことが起こったためしがありません。)
まあ、観光地は今は多くの人が敬遠してるので、人の行く裏は間違いなく快適で良いのですが、
昔、ラーメン激戦区のような場所があって、飲んだ後に何人かで行ったときに、
良く知ってる人が、「AとBは全国的に有名で人もいっぱいです、CとDは隠れた名店でおいしいと評判です。・・・」
と、いろいろ説明してくれたのですが、どこも行列。
ところが中に全然人が並んでない店があり、私が「大体、有名なところがうまいとは限らん。」
「人の行く裏に道あり、や。」と強引にみんなを連れて入りました。
散々飲んでいるのに、いつものように「ビール5本、餃子5人前、唐揚げ5人前!」などを頼みながら、
最後にラーメン5つ! 餃子と唐揚げで、ちょっと嫌な予感がしてたのですが、
出てきたラーメンを食べると、「まずい!」味もコクもない豚骨ラーメンで、こんなまずいラーメン珍しいな、
と思ってしまうくらいまずい! やっぱり、食べ物屋だけは、人と同じことをしてる方が美味しいものにありつけそうです。
みなさん、コロナで自宅待機や行動制限があり、我慢していたと思いますので
行きたいところに行くには、今は一番のチャンスですよ。
外国人の方には悪いですが、静かで本来の観光地の良さが堪能できるように思います。
多分、全国ほとんど同じような感じでしょうから、3密に気を付けながら、絶好の観光シーズンを過ごしてください。
では、次回は30日くらいです。
と書いて、テレビを見ていたら、県を超える外出規制解除で人が増えているとのこと、
でも、外国人がほぼいないので、まだまだ”観光シーズン”は続くと思います。