世紀の「こき下ろし合戦」No.98

「こき下ろす」とは、辞典によると(非常に悪く言う)(滅茶苦茶にけなす)(悪口を激しく言う)だそうです。全く、今回の米大統領選に当てはまる言葉です。それにしても酷いねえ。子供のころ、口げんかして「バ~カ!あ~ほ!」などと言い合いしていると、大人の人から、「バカと言った人がバカなんよ、気にしたらダメ」と諭してくれましたが、全く今回の両大統領候補には、同じことを言ってあげたいですね。それにしても、この二人しかおらんのかいな?立派な候補が10人いたとして、下から二人が残って、「さあ、どっちにしますか?」と言われても「どっちもどっちじゃい。」と言う人が多かったのではないかと思います。私もできるだけ選挙には行くようにしていますが、〇〇市長選なんかのように、入れる人がいない場合、どうしようもないですね。まあ、それでも今回の投票率は過去最高に高かったそうなので、盛り上がったことは確かでしょう。でも、どちらか良い方に入れる、と言う選挙ではなく、どちらか、より悪い方に入れない選挙ですから、後味は悪く後遺症は残るでしょうね。どちらか良い方に入れる場合は、自分が応援する方より少し良さが少ない相手が当選した、だけど悪人ではない、と考えますが、どちらか悪い方に入れない場合、あの相手よりもこっちの方が、まだ悪いと評価されたのか。どちらにしろ、相手は悪い奴ですから、「何であんな悪い奴の言うことを聞かないといけないのか?」と国中にしこりを残すことになります。しかも激戦ですから、新しい大統領は「悪い奴」と思っている国民が約半数いる中で、急にノーサイドでやりましょうと言っても無理ですよね。間違いなく国が衰退する原因になりますね。アメリカだけが衰退するなら、まだましですが、そうなると中国などは、「シメシメと今の内」と香港や南シナ海、台湾問題等、あっという間に強引に境界線を引いてしまうかもしれません。そんな世界に影響を与える選挙にも拘わらず、選挙妨害を平気でしたり、民主主義の根底を覆すような暴挙も数多くあり、これが自由の国かとあきれる内容です。時々、アフリカの国々などでは不正な選挙で政権を握った為政者のニュースが流れることがありますが、ほとんど変わらない状況ですね。そんな中、バイデン氏が過半数を取ったと報道があったにもかかわらず、今度はトランプの往生際の悪いこと。もともと悪代官のような風貌と施策で「己の利益が一番で、後は知らん。」と言う方針でしたが、この最後の悪あがきは、さらに天下の悪役を印象付けました。自分の利益しか考えないトランプさんならではの行いでしょうが、遠山の金さんなら、「ジタバタするねい!」と一喝のところでしょう。まあ、トランプさんがどこまでごねるか、何かテレビの番組でも見てるような気分で、”楽しんで”いますがが、逆に言えば、そこまでごねられるトランプさんと言うのは、ある意味すごい人なんでしょうね。できれば、来年のバイデン大統領就任式の会場にゴルフクラブでも振りかざして、乱入するとか、やってくれるとテレビ受けすると思いますね。まあ、今回の一連の選挙報道を見てるとアメリカも大したことないなあ、と感じます。だから、何でもかんでもアメリカが良いと思うのは大間違いで、これをきっかけに日本の良いところを再認識してはどうでしょうか。そして、日本の道徳や為政者のあり方、負けの美学、また敗者へのいたわり等、かの国に教えてあげたいですね。と思って調べていると西郷隆盛の「南洲翁遺訓」に次のような言葉がありました。全く今のトランプさんに聞かせてあげたい言葉です。「道義心や恥を知る人がいなくては、国を維持できない。上に立つものが自分の利益だけを考えて、正しい道義を忘れてしまうと、下のものもそれにならって国中みんなが金儲けの方ばかり向いてしまう。それでは国は維持できない。上に立つものは常に皆の見本とならねばならない。」150年前の日本ではすでに、そのような思想があったわけですね。

さあ、我が日本の菅首相は、そんな子供のけんかみたいな選挙に長々と付き合わずに、実のある政策を粛々と実行し、コロナも制圧して、世界に先立って、国力回復を果たしてほしいですね。

 

では、次の更新まで。

20日ころの予定です。

 

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