有事のリーダー No.147

出口の見えないウクライナ情勢ですが、トップであるゼレンスキー大統領のコメントが連日のように報道されています。元々はコメディアンでドラマで演じた大統領の役が好評だったことから本当の大統領になったという、普通は信じられない漫画のようなストーリです。政治は素人だし、ロシアのウクライナ進攻までは、そんなに国民の支持も高くなかったリーダーですが、現状の姿勢は立派なもので、有事のリーダーとして素晴らしい行動だと思います。まず、逃げないこと。これは侵攻されて犠牲を余儀なくされている国民から見ると、何よりの救いではないでしょうか。危機に陥って、トップがスタコラサッサと逃げ出すようなことでは、下の者は誰に救いを求めたらよいのか、そうなると、その後は、ならず者国家にやりたい放題好き勝手にやられて、あっという間に国家は崩壊します。(アフガニスタンのように)そして次に素晴らしいことは、国内外にトップ自らの言葉で分かりやすく発信し続ける事。この発信力も有事のリーダーには必要なことだと思います。昨年の菅前総理など、やっていることは悪くないのですが、コロナと言う有事において、余りにも発信力が足りず、国民から不信を招いてしまいました。ところが、最近のテレビなどでは、「ゼレンスキーが頑張ることでウクライナの国民が犠牲になっているので、早く降参した方が良い。」と言った発言も聞かれます。また、「ウクライナ国民も戦わず、逃げなさい。」と言う人も出てきました。確かに犠牲が増えているのは事実ですが、ちょっと脅されたら、「すぐに降参して、ならず者の言いなりになれ。」というのは敵の思うつぼで、それこそプーチンが望んでいることです。理不尽に家も土地も財産も取られ、家族や親せき友人が殺されたら、国から逃げ出して、自分の命だけが助かっても、それで何が幸せでしょうか? さあ、今から死ぬか生きるか、二者択一と問われれば生きる方を選ぶでしょうが、逃げたら生きる可能性は70%、戦って勝って生き残る可能性が30%なら自分の手で戦って勝ち残ろうと思う人も多いと思います。仮に80:20でも90:10でも最後まで戦う覚悟の人も多いでしょう。それを平和ボケした日本で逃げなさいとは、私は言えないですね。国を守る手段もなく、ちょっと脅されたら皆逃げ出すような国は、ならず者にとって、こんなやりやすい事はありません。まず、ならず者が手を出さないように、こちらも力をつけること。(あの国は一筋縄ではいかない、と思わせる核も含めた軍備増強と友好国との連携強化)そして、いざとなったら、そう簡単に降伏しないという国民の覚悟、その二つを今回のウクライナ問題の教訓として、一歩前に進めることが極めて重要だと思います。相手は議論が通じない、もちろん国際法なども通じない”無法者”です。そこに対して話し合いで何とかなると思ってたら大間違いなことは今回はっきりしました。日本にはいまだに戦争放棄・軍隊を持たないことを理想とする人たちがいますが、愚かなことだと思います。昔、柔道一代と言う村田英雄の歌にこんなセリフがありました。♪いかに正義の道とは言えど、身に振る火の粉は払わにゃならぬ♪ (柔道の技は力を誇示するために使ってはいけないが、相手が理不尽に襲い掛かった場合は、必要に応じて使う。)まさに日本が今取らないといけない道のように思います。

さあ、翻って我が国のリーダー岸田総理。「人の話を聞く総理」と自分で言ってトップになった人ですが、確かに周りの話はよく聞いて、何か言われたら、あまり反対せずに政策を決めているようです。その意味では、人の話を聞くと言うより、人の言いなりになる総理、との印象が強いように思います。2022年3月20日現在、突然降ってわいたように検討されている「年金生活者への5000円の給付」も、周りに言われて、あっという間に決めようとしていますが、こんなバカげた参院選対策としか思えないバラマキを国民が支持すると思っているのでしょうか? 今後、もう少し、反対意見が出てきたら、あっさり引っ込めるような気がしてなりません。また、ウクライナ対応の話もほとんど紙を見ながらの発表で「G7諸国の動向に合わせて・・・」と言うばかりで自分の言葉で話していませんし、内容も日本独自の施策などほとんどありません。どこか、他人事のようでウクライナの人が見たら、日本は頼りにならんと思うでしょうね。それはウクライナだけでなく世界中が日本の対応を見ています。中国が台湾を攻め取り、尖閣を占領し、与那国や石垣島に上陸してきた時に、ヨーロッパの連中は、遠い島国のさらに小さな島が取られたくらいで、どこまで本気で応援するでしょうか?そんな時に応援してほしかったら、ウクライナも遠い国のことと考えずに、近くの国が攻められているつもりで真剣に応援するべきですが、人の話を聞いてばかりで、そのうち終わってしまいそうです。そういえば、何日か前に岸田さんが手を振り上げて、珍しく大声で会場の人たちを鼓舞する姿がテレビに映っていましたので、何かなと見てみると案の定「来るべき参院選、勝ち抜こうではありませんか!」ウクライナのことには淡々と紙を読み上げているのに、自分らのことにはそれだけ必死になるんかい! 残念だねえ。でも、もっと残念なのは、自民党に代わる政党がないという事かもしれません。人の話を聞く平時のリーダーの岸田さん、是非、有事にもリーダーシップを発揮して、日本を良い方向に導いてほしいと切に願っています。

 

(あとがき)

有事のリーダーとは、難しいものですね。国と言う大きな組織だけでなく企業においてもそうです。いざと言う時にどれだけ頼りになるか、日ごろから考えておかないといけないでしょうね。それと、もう一点、柔道一代で思い出しましたが、プーチンは柔道家で「プーチンと学ぶ柔道」と言う本も出しています。そしてプーチンは過去「大切なことは、全て柔道から学んだ。」と言ってました。しかし、柔道の昇段試験には筆記があって、真っ先に問われるのが、柔道の精神です。答えは、「精力善用、自他共栄」です。自分の力は世のために使え、そして互いに信頼し助け合うことで自分だけでなく他人も世界も平和になることを目指せ。と言う意味です。今のプーチンの行動は真逆ですね。世界柔道連盟は、プーチンの黒帯をはく奪し、「今後一切プーチンと柔道は無関係である。」と宣言してはどうでしょうか? 案外、国民が困る経済制裁なんかよりもプーチン本人には効く策かもしれません。

 

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