三等国家 No.182

(続きを読む)をクリック

昔は、いろんなものに等級を与え分かりやすく分類していました。例えば、私たちが小さいころの国鉄列車(今のJR)には、一等車、二等車、三等車などと言う区別があって、内容も料金も異なっていましたし、お酒なども特級酒、一級酒、二級酒と区別されていました。兵隊の階級ももちろん一等兵、二等兵など、世の中のいろんなところで、はっきりと区別することが当たり前になっていました。国も同じで長い鎖国が明けた明治日本は、国家としては法や社会基盤も脆弱な、いわゆる「三等国」としての階級付けに甘んじなければならない時代でしたが、その後、政治体制、教育制度、法整備を確立させ、社会インフラの拡充等々、富国強兵と殖産興業で近代国家へ大変貌しました。その後、第二次世界大戦で敗戦。国は焦土と化し、アメリカの統治下におかれ、国家としての存亡の危機に瀕した後も経済がけん引する形でまたもや一等国に返り咲きました。その日本が今、三等国家に落ちてしまうのではと思われる瀬戸際に追い詰められています。よく言われる「失われた30年」の間、世界企業時価総額ランキングで上位50社の内32社が日本企業だった(1989年末)のが、今や1社のみ(2022年末)また、国民の収入は中国の都市部や韓国にも抜かれ、今や出稼ぎで日本に来るのではなく日本から欧米のみではなくアジアの国へも出稼ぎに行かなけらばならない時代です。そして、そういう経済的な凋落よりもっと深刻なのが犯罪の傾向です。昨今、日本では普通の働き方じゃ稼げないからと、NETで高額バイトとうたった仕掛けで集まった普通の青年が押し込み強盗を働き、命まで奪ってしまうような事件が多発しています。これが本当に治安の良いと言われてきた日本での犯罪なのか?と耳を疑いたくなります。お金が稼げないから手っ取り早く他人の物を奪う、そんなことがまかり通る国は、全く持って「三等国」としか思えません。経済が低迷しても心は豊かに平和を願い自他共栄を図るのが日本の国民気質ではなかったか。「武士は食わねど高楊枝」と、例え貧しくて食に困っても、そのそぶりを見せず高貴にふるまうのが日本人の美徳だったはず。もちろん犯罪を犯した者が一番悪く、厳しく罰せられなければならないですが、こんなに変わってしまった、その根本原因は何かと考えると、日本の教育にあるのではないでしょうか。日本の小中学校の先生たちが数も質も足りていない、そのための解決策が国からほとんど出ていない。このブログでも何回か言いましたが、改めて言いたいのは、先生の待遇改善(賃金や就労時間)により優秀な人材を集める事だけでなく、学校の基本教育に道徳の時間をもっと取り入れる。小学校などでは半分くらい道徳の時間でもいいように思います。そして、その道徳の時間は地域の有識者にも講義してもらい、また紙芝居(やちょっと古いかな?)やアニメなども取り入れて、現場の先生の負担を減らす。そんな中で人としてどう生きたらよいかなどを小さいころからしっかり教える。アニメなど見てると仲間のために自分を犠牲にして頑張る場面や世の中の悪に立ち向かうシーンなど山盛りです。これは致し方ない事ではありますが、大学を出て社会人としての経験が0の先生方に果たして人を正しく導ける力があるのか?人を導く自信のない先生がいれば、その人の話よりもアニメの方がずっと役に立つようにも思いますので、生徒にアニメを見せて感想を書かせる時間など取り入れたら良いのではないでしょうか。もう一つ付け加えると、運動会で一等賞を作らないような、差をつけず波風を立てない”事なかれ主義”も将来大きなマイナスになると思いますので、人生で成功した人だけでなく失敗してもちゃんと生きてるし、それなりの幸せをつかんでいるなどの話も道徳に入れたら良いと思います。すべては国民の、そして国民のリーダーがどう考えるかによって国は変わります。明治の時代には国民もリーダーも世界の他の国々と肩を並べたい、と言う強い気持ちだけで坂を登り続けていました。そんな人材を作ることから始めないと日本の地盤沈下はますます激しくなって、近い将来、誰もが日本は「三等国」と感じるようになってしまう気がしますね。そうならないように、頑張れニッポン!                  

 (あとがき)                  

教育に対してよく文句を言いますが、今の現場の先生たちは大変だと思います。ちょっと強く言うと「パワハラ」と言われ、肩でもポンとたたいて元気かと言うと、「セクハラ」。言いたいことの半分どころか、ほとんど言えず、毒にも薬にもならない言動しかできない現場は、かわいそうだとしか言えないですね。結局は仕組みや制度などを決める国の偉いさんがしっかりしないといけないという事でしょうね。お前ら(国の偉いさん)しっかりせいよ!

では、次回は2月10日くらいに更新予定です。

サイトメニュー

・ホーム

・ 事業内容

・ 代表者略歴

・お問い合わせ

・ブログ(勝手に一言)

・リーダーの皆さんへ

・若い人たちへ

株式会社SSプランニング

メール:samura@ss3648plan.com

2023年9月現在の関係先企業

・株式会社ファーマフーズ

(東証プライム)取締役

・株式会社アクトプロ 顧問

・株式会社光陽社

(東証スタンダード) 顧問 

・株式会社官民連携事業研究所 顧問

・薫風舎 顧問