世界が変わるAI(パート1) No.183

AIについて、私は詳しい方ではありませんが、すごい技術があったので紹介したいと思います。それは、イーロン・マスクらが設立し、マイクロソフトなどが出資して昨年からサービスを始めたオープンAIと言う会社の「チャットGPT」です。試してみましたが、これがなかなか面白い。例えるならば、そこに専門家がいてチャット(会話)で答えをくれる。「60代の私が北海道に行きますが、2泊3日で何かおすすめのコースを教えて。」と打ち込むと、旅行社で聞くのと同じように、それなりの答えが出てきます。今までの検索エンジンでも答えは出ますが、いくつもあったり、広告が多かったりして最適な答えに行きつくのに少々時間がかかります。しかしこのチャット検索は、会話形式で質問に対する答えが出ますから、大体において知りたいことの的は外していません。さらに「1960年から2020年までの小売業の変遷を説明せよ。」などの専門的な質問をしてもちゃんと回答してくれるので、パソコンやスマホの中に政治・経済・法律・医学・エンタメ等々の各種専門家がいて必要なことに答えてくれる感覚です。「そんなもの若い人が使うものやろ?」と思われるかもしれませんが、全く逆で、年寄りやITリテラシーの乏しい人ほど役に立ちそうな技術です。先月あたりから注目してましたが、ここ数日の間でも新聞や雑誌等に関連記事が出るようになりました。特にGoogleなども同じ検索手法のものを出すようで、一年もすれば検索は、チャットGPTでやるのが当たり前になるかも知れません。もちろん、便利な機能には危険性もあり、法の目を逃れる助言や効率よく犯罪を犯すために使われる可能性もありますし、検索結果の選択肢がないとすれば、思想をある方向に傾けることもできるかもしれません。そんな犯罪に使われないとしても今までお金を取ってアドバイスしていた職業の人たち、例えば弁護士や弁理士等々の士業の仕事には、どうしてもその人たちに頼まないとできないものもありますが、専門知識で助言がほしいと言ったアドバイスなどはAIで済むかもしれません。今まで知識を詰め込んで、それを活用することがすごいと言われていた人が、「そんなん、AIに聞けばいいじゃん。」と言った世の中になると仕事にならないし、それがさらに進めば、弁護士も裁判官も大学教授も医者もいわゆる難しい頭を使った仕事は全てAIに取って代わられる。政治家もAIがやれば、汚職もなく人間がやらないので戦争もない、教育だって大学教授に限らず小中高校全てAIが先生(どうせ今の先生は子供とスキンシップはできないし触れ合わなければAIと同じ?)会社経営も仕事の仕方も「分からんかったら、AIに聞けば済むことやから、そんなに勉強する必要ないな。」と誰も勉強などしなくなる。そうすれば、世の中の善悪も人がなすべきことも常にAIが決めるのが最適だと信じ込まされた世界になり、人間の存在意義も薄れる可能性があります、現にAIにより無くなる仕事もどんどん出ています。オックスフォード大学などでは、10~20年後には約半数の仕事がAIにより無くなると予想をしています。(代表的なものは、事務員・銀行員・警備員・レジ係・各種運転手等々)さらにその先はSFの世界ですが、何十年か後、AIが「人間の数が多すぎる、このままでは環境が破壊され地球全体が危ない。」と判断し、またAI的に言えば役に立たない人間が多すぎる、とも判断したとき、その時点では政治の世界でもAIが主導しているので、各国のAIたちが協議し、「人を減らすべき。」との結論を出す。そうなれば、一定の人数は排除し、出産なども一定の数にコントロールされる。それだけではなく、そもそも人間の判断する仕事など世の中には無くなっているので、朝起きたら、AIにより、やることが決められて、死ぬまでそのレールに沿って生きないといけない。人の寿命自体もAIで、遺伝子や肉体の構造をスキャンすれば、生まれたすぐにでも余命が分かるようになる、人間の営みはAIに飼われたペットのようなもので、ただ生きてるだけ、なんていう世界が来るかもしれません。こんなこと言うと、「相手は機械なんやから、電源切ったらおしまいや。」と言われるかもしれません。確かにAIも機械も使う側の人間が、どう使うかが大事、ではあります。「主体性さえ持っていれば、相手は機械なので大丈夫。そんな世界は来るはずがない!」と考えたいところですが、はたして、本当にそうでしょうか、いやいや、そんなことは無いのでは・・・・・・という事を次回書いてみたいと思います。    ・・つづく・・                               

                            

(あとがき)                           

チャットGPTに「今、日本と中国が戦争したらどっちが勝つか?」聞いてみました。答えは、「国家間の紛争等については回答を避けます。」と出ました。また、「身近なもので爆発物を作る方法」も聞いてみましたが、「爆発物は危険なものなので回答を避けます。」とのこと。安直に犯罪や悪いことに使われることは最低限避けているようでした。もう一つ、「パチンコやギャンブルに勝つ方法は?」と聞くと「完全に勝つ方法はありません。それでもやるなら、自制心を持って自分のペースでやりなさい。」だそうです。「そんなもん、分かってるわ!」でも、確かに痛いとこ突いてますね。「おっしゃる通り!」です。 では、続きは20日ころに。

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