良い機会!・・・No.206

中国の国慶節(建国記念日)が9月29日から始まりました。4年ぶりにコロナの制限がないという事でのべ20億人もの人が移動するそうです。「こりゃあ、また日本もにぎやか(うるさく)なるな。」と思っていたら、日本に来る人は、コロナ前よりずいぶん少ないそうです。やはり、福島の処理水問題が影響しているのでしょう。観光関係に従事している方などは期待外れかも知れませんが、私は「良かった。」と思っています。ただでさえ、オーバーツーリズムで京都の駅など観光客だらけで身動きできない時もありますし、駅前のバス乗り場など地元の人はほとんど乗れないくらいに海外の観光客で占拠されている状況で、これにまた中国から大量に観光客が来たら、一体どうするんでしょう?中国が「処理水問題」で日本からの水産物輸入を制限したり、それにより観光客が少し日本を敬遠したりしているこの時は、まさに”良い機会”ですので、今後のために手を打っておけば良いのです。水産物については、たかだか1600億円程度です。日本人が積極的に福島や東北の水産物を食べたらいいのです。先日、櫻井よしこさんが意見広告として、一人年間で1000円ちょっと食べたら補える。と、このことを書いていました。実際には、水産業者の卸価格と我々が買う小売価格とでは、異なるので倍くらいは必要かもしれませんが、それにしても年間2000円程度です。大したことはありません。それも良いのですが、国主導でアメリカやオーストラリア、南米、東南アジアなどに積極的に売り込んで、それらの国が3年間ほどは安く買えるように優遇する。そうして3年も経つと日本の水産物がいかに美味しいかが分かるので、それらの国に日本の水産物が根付くと思います。そうすれば、中国に頼る必要はありません。また、観光客も中国以外の国へ自然にシフトして行くのなら、無理に中国から観光客を呼ぶ必要はありません。今、中国が日本離れを起こしているなら、良い機会ですから、日本も中国に頼らなくてもよいようにする。元々、ビジネスでもそうですが、一つのところが大きなシェアを持つとそこに頼らねば仕事もできず、結果的に相手の言いなりになって、非常に危険なのです。それにしても、民間の櫻井さんなどが新聞に意見広告を出しているのに、政府や国の動きはほとんど見ないですね。「今こそ、国を挙げて東北北海道の水産物を食べよう。」と岸田さん自ら国民に訴えるとか、先ほど言ったように国が日本の水産物のセールスマンとして積極的に海外へ売り込んでいるなどと言う話は聞かないですね。国連に演説に言って、ガラガラの聴衆の前で「非核化のために30億円を海外の研究機関に寄付する。」などと全く効果が期待できないことを話しても何の評価もできないですね。それよりも処理水がいかに安全か、各国のトリチウムの排水量などのグラフを掲げて、「言われなき中傷には断固抗議する。」と説明し、「今、日本以外にも大国のエゴで苦しんでいる国があれば、そこには日本から資金援助や技術協力をする考えがある。」と言えば、アフリカや南米、東南アジアの諸国は、日本を見直しますよ。それから、国や政府だけでなく、日本人がみんなで助けなくてはならない時に”処理汚染水差し止め請求”と集団訴訟をしている連中がいますが、意図が分かりません。中国に息のかかったところから金でももらっているのでしょうか?提訴した理由を代表弁護士の海渡氏は、「原告の150人は原発事故で多大な被害を被った、今回さらに二重の被害を受けることになる。」と言ってます。今回のことで原告150名が他の人より大きな被害を受けるのか?原告の中に漁業関係者は何人いるのか?(弁護士の言葉からは、一人二人しかいない感じ)、こんなことがニュースになり中国に伝わると「そら見たことか、日本でも汚染水が問題と係争しているではないか?」とますます言動が過激になるかも知れません。そもそも、この弁護士は社民党の福島瑞穂さんの旦那さんで過去に日本の捕鯨船に体当たりしたりして世界から金と注目を集めた悪名高きグリーンピースの元日本代表です。こんな人たちが、せっかくがんばって漁業を続けようとしている人たちを苦しめるのですね。さあ、一見、ピンチに見える時こそ、大きな変換をする良い機会です。皆さん、頑張りましょう。

 

(あとがき)

このように書くと中国人を排除しようと言ってるように聞こえるかもしれませんが、私は中国の人には日本に来て、日本のことを見て、日本人と接して、いかに中国政府が言ってることと違うかを身をもって体験してほしい、と思っています。そういう人が増えたら、中国政府が言ってる事も「そんなことはない。」と正しい判断をしてくれるはずです。「来る者は拒まず、去る者は追わず。」ですね。では、次回は10日ころに更新します。8日のアルゼンチン戦ラグビー勝ってほしいねえ。

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