感動は努力の量に比例する。No.207

今日10月10日は「体育の日」ではなく、「スポーツの日」。調べると、もう20年以上も前から「スポーツの日」になっていたんですね。スポーツの日にふさわしく、ここ一ヶ月くらいは、ラグビーW杯、アジア大会、体操世界選手権、W杯バレーボールと軒並み国際級のスポーツで楽しまさせてもらいました。スポーツの良さは、全く先が分からないことですね。水戸黄門のように始まった瞬間に最後のシーンが分かるドラマも安心感がありますが、スポーツは勝っていてもハラハラし、負けていても何とかなるかも?と期待でドキドキ。今回特に印象に残ったのが、アジア大会の女子サッカー決勝北朝鮮戦。開始早々、北朝鮮の怒涛の攻めで日本側は防戦一方、ところがたった一回のチャンスをものにして日本が先制点。その後また怒涛の攻めで取り返され、さらに攻め続けられたが、かろうじて前半1対1で終了。後半も始まった途端にほとんど日本ゴールの前で攻められ続け、見ていた方は、「こりゃ勝てんな。」と半分諦めていたところ、初めてのコーナーキックのチャンスにドンピシャリでゴール。その後も少ないチャンスでゴールを決めて結果はまさかの4対1で快勝。途中で「もう無理だ。」とテレビを消した人は4対1と聞くと、「やっぱりな、北朝鮮は強かったから。」とほとんどの人が北朝鮮が勝ったと思ったでしょう。それ以外の他の競技でもたくさん良い試合をやっていて感動しましたが、私は、「感動は、努力の量に比例する。」のではないかと思います。やっている人も見ている人も感動させるには、その裏にはすごい努力があるから感動するのであって、たまたま努力をしない同士が戦って、どちらかが勝ったとしても感動はしないように思います。ところが、そんなすごい努力をした当事者に対して、負けた途端に「戦犯」を探すような報道や意見が出てくるのは、いかがなものでしょうか。ラグビーで決勝トーナメントに行けなかったのは、「監督の人選ミスだ!」とか「力の衰えたベテランが問題だ。」とか。他の競技でも「あいつがミスしたから」とか負けた責任を戦ってない人たちがとやかく言うのは、中島みゆきの歌”ファイト”と同じで「♪ファイト、戦う君の唄を戦わない奴等が笑うだろ。♪」でも挫けず前に進もう。戦ったのは君たちだ。感動をくれたのは戦った君たちだ。すべての戦った選手にエールを送りたいですね。振り返って、私たちの仕事や人生でも一生懸命に戦っている人がいます。難しい課題と取り組んで結果が出なくても、何回でも挑戦したり、いやな上司や苦手な同僚の中で日々頑張っている人。この間テレビでやっていましたが、毎日、20時間近く働いて借金を返しながらお客様に一円でも安くパンを提供しようと頑張っている町のパン屋さん夫婦とか、貧しさでおなか一杯食べられないと言う子供をなくそうと無料でカレーを食べさせている人など。すぐそこの周りにも感動するようなドラマやエピソードは、たくさんありそうです。スポーツ選手だけでなく、そんな努力を続けている人たちにも惜しみないエールを送りましょう。そして、私たちも、そんな人たちに負けないように頑張りましょう。さあ、「♪ファイト!戦う君の唄を戦わない奴等が笑うだろ。ファイト!冷たい水の中を震えながら登ってゆけ。♪」スポーツの日に、改めて、「感動をありがとう。」と頑張っている人たちを称賛したいですね。

 

(あとがき)

人生もスポーツと同じで一寸先は闇であったり、朝日であったり、分からないことだらけです。勝って奢らず、負けて腐らず。

何が起こっても慌てず騒がず、前を向いて進むだけ。負けて涙を流す日もあるでしょうが、がんばりましょう。いつか来る勝利の日まで。次回は20日前後の更新予定です。

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