38年ぶりのアレのアレ No.210

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今年のプロ野球は、WBCの影響か、開幕からもう一つ力が入らないなあと思っていたら、何と、あの阪神が、優勝と言う言葉を使うと意識するからと、優勝のことを「アレ」などと、とぼけた言い方をしながら、38年ぶりに日本一になってしまいました。(セリーグ優勝と日本一で”アレのアレ”)ジャイアンツファンとしては、何とも言いづらいですが、確かに今年の阪神は強かったですね。チャンチャン。

まあ、野球の話はそのくらいにして、38年前のことを少し思い出してみようと思います。38年前と言うと1985年(昭和60年)私はちょうど30歳でした。この年は、日航ジャンボ機の墜落があったり、大相撲では大横綱北の湖が引退、豊田商事会長が自宅で刺殺された時にそのままテレビで放送されていたのもこの年でした。さらに政治では、それまでお荷物のように言われていた国鉄などの3公社をそれぞれ、国鉄→JR、電電公社→NTT、専売公社→JTに変えて民営化されました。これなどは、当時の中曽根首相のもとでの英断と言われています。こんなことを調べていると、私の感覚では「ついこの間30歳を越えた気がする。」と思っていたのですが、38年と言うと相当昔のことなんだと改めて実感させられます。

ところが、そんな昔に610円だったものが、今は620円になった、と言う数字がありました。何かと言うとサラリーマンの昼食代です。38年も前の昼食代が610円、それが今620円。何にも変わっていない!それもそのはずで、サラリーマンの平均年収を見ると確かに見た目は38年間で1.3倍くらいになっているようですが、その間に消費者物価が1.1~1.2倍、消費税が10%かかり、特にここ1~2年の物価高騰を見ると、果たしてこの38年間で日本人は豊かになったのか、大きな疑問です。他の国だったら、暴動が起きて政府転覆などという事にもなりかねません。(2021年10月20日、ブログNo.132「30年間据え置き」参照)

世界を見てみるとGDPは4位に落ち、一人当たりの所得は1990年に世界8位だったものが、今は33位。いろんな点で世界と比べると見劣りする国になってしまいましたが、唯一、スポーツの世界だけは若い人たちが積極的に海外で活躍し、体力に劣る日本人でも戦えると言うところを見せてくれています。やはり積極的に外(世界)を見て、経験しないといけないですね。国内にいると外の様子が分からずに自分たちは恵まれているんだと勘違いして、だんだん悪くなってるのに現状に満足してしまう、いわゆる”ゆでガエル”状態が今の日本の姿ではないでしょうか。

その日本のトップが「減税をやりましょう。」「来年の6月に!」などと間の抜けたことを言ってる間にも他国との差は大きくなって、所得や人材ランキング(世界43位)ではどんどん低下しています。自分の人気のために何兆円と言う金をばらまき、国力の低下を見過ごしている罪は大きいように思います。奇しくも38年前の阪神優勝の二年後に政治家になる決意を固めて議員秘書となった岸田さん、そのころの大志はいかがなものだったのか? 38年ぶりのアレのアレを機会に、そのころのことを、ちょっと思い出してみてはどうでしょう? 初代総理大臣、伊藤博文から数えて第100代(現在は101代)の記念すべき総理になった岸田首相、単に100代と言うキリが良いだけでなく、あとあと歴史に名前を残し、38年後の次の阪神優勝の時には、「前回の優勝時は首相が岸田さんで、素晴らしい政策をどんどんやった人だった。」と言われるようにしてもらいうたいですね。

 (あとがき)

一口に38年と言いますが、やはり長いものですね。当時は独身でしたが、今は孫もいます。当時70歳近くの自分のことなど考えられなかったですが、やっぱり、ちゃんと年は取るんですね。次の阪神優勝は38年後であれば、108歳。さすがに生きてないでしょうから、阪神ファンを横目に肩身の狭い思いをすることは無いでしょう。来年こそ、阿部慎之介監督のもと、ジャイアンツ優勝を期待しています。頑張れ!

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