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今年もいろんなことがありましたが、あと残すところ1日になりました。毎年恒例の”今年の漢字”は「税」でした。この企画、当初はなかなか面白く、さて何だろうと予想したりしてましたが、最近は何となくマンネリ気味で、選ばれても「ふ～ん。」程度にしか感じなくなってしまいました。とは言いながら、自分なりの今年の漢字を考えてみたのですが、私は今年、「驚」ではないかと感じます。年の初めに”生成AI”なるものが出て、オープンAIなるものを使ってみたら、今までの検索と全く異なり、「なんじゃこら？」と驚き、スポーツでは、WBCの劇的優勝に驚き、あんな弱かったバスケも自力でオリンピックに行けることになり、アレとか何とか言いながら、38年ぶりの阪神優勝、相撲を見てても伯桜鵬（はくおうほう）や熱海富士といった新入幕の人が活躍、我々の社会に言い換えれば、新入社員が部長や役員よりも良い成績をあげてしまったようなもの。将棋では、この間まで中学生だった藤井君が八冠総取り、これは驚きでした。政治面では、岸田さんが突然キーウに行ったサプライズはありましたが、どちらかというと「えっ、そんなアホな。」と驚く内容で辞任した人が多く出ました。不倫で文科省を、選挙違反で法務省を、しまいには税金を払わずに財務省を辞めなくてはならなくなった議員や官僚。そうこうしていると、パーティ券の上りをポッポ内々（黙って自分のものにする。）して家宅捜査、誰が考えても収入を申告しなくて良いなどと考える人はいません。驚くというより呆れるので、今年の政治に関しいては、「呆」でしょうか。海外でも急に中東で戦争が始まりました。ウクライナだけでも「この21世紀に何という前時代的な行いを平気でするのか。」と驚いていましたが、第二次世界大戦後からずっと続くパレスチナ問題が、今なお戦争という手段でしか解決できないというのも驚きです。企業の不祥事も驚きました。BIGMOTORの事件はひどかった、その中でも一番驚いたのは、社長の会見で、ゴルフボールで車体に傷つけた話を「もってのほか、ゴルフに対する冒とくです。」と言ったことです。こんなトンチンカンな発言久しぶりに聞きました。さらに名門ダイハツの不正、ダイハツ車に乗っている親戚の人が、「このまま乗ってていいんやろうか？」と乗るのを控えてるらしいですが、まあ急に爆発などはしないでしょうが、何百万人という人が毎日不安に思っていることでしょう。それから、芸能界では、ジャニー喜多川のやりたい放題し放題事件、たった一人の人間の仕業に世界中が驚き注目しました。ジャニーのおっさんが生きてるときに、今のように明らかにして、この件について、どんな顔で何を言うか、見てみたかったですねえ。経済では日本の株が絶好調で高値更新が相次ぎ、株主にとっては軒並み資産が増えて、大喜びですが、なぜか私は大きくマイナス！なんで自分だけ？（自分だけではないでしょうが・・・・）と己（おのれ）の不幸を驚いてます。とは言いながら、年末の押し迫った今頃ぶつぶつ言ってても仕方ありません。今年の良いところは、引き続き来年もさらに良く、今年悪かったことは、今年限りで置いて行き、また一からスタートしましょう。さあ来年は、どんな驚きが待っているでしょうか、矢でも鉄砲でももってこい！何が起こっても負けずにがんばりましょう。
（あとがき）
こんなに驚くことが多かったにもかかわらず、今年の漢字で「驚」はベスト20にも入っていませんでした。ということは、日本人は、そんじょそこらの事件や出来事では、驚かない国民になってしまったということでしょう。麻痺してしまっているのかもしれませんね。と言うことはもっともっと信じられないような事件、出来事が起こらないと印象に残らないわけで、そんな世界になることは、良い方向に向かっていると言えるのでしょうか。考え物ですね。
今年も一年、数少ない読者の皆さん、ありがとうございました。来年は、甲辰（きのえたつ）の年。「春の日差しがあまねく成長を助く年」と言われてます。皆さんにも私にも必ず良いことがあるでしょう。では、よいお年をお迎えください。