「建国記念”の”日」を祝う No.219

(続きを読む)をクリック

先日、時々行く飲み屋のママさんが、「よく外人の方から日本の建国記念日はなぜ大々的にお祝いしないの?と聞かれるんですが、なぜでしょうねえ。」と言われ、私もハタと困り答えあぐねていると、「そもそも建国記念日の由来って何でしたっけ?」と素朴な質問が続き、そのくらい日本人にとっての建国記念日は影が薄いものになってしまっているんだなと感じました。それもそのはず、名前からして、みんなが通常使っている呼び方「建国記念日」は間違いで、正式には「建国記念の日」と言うそうです。その辺のややこしさは、どこからきているかと言うと、他国ではアメリカの独立記念日、中国の国慶節など、国ができた(独立した)日は、はっきりとした事実の記録に基づいて決められていますが、日本の建国と言われている日は、古事記の世界で初代天皇と言われている神武天皇が即位した日、つまり西暦では紀元前660年1月1日(旧暦なので今では2月11日)を日本ができたとしよう、と言うことにしてるだけで、事実かどうかは分からないのです。戦前の人たちは”紀元節”と言って2月11日を国のできた日として祝い、紅白饅頭が配られたり、そこそこ盛大なお祝いをしていましたし、今のような西暦の代わりに紀元年を日常で使っていたみたいです。例えば昭和15年は紀元2600年ですが、その時に生まれた日本の航空機は、2600年の末尾をとって”0式”艦上戦闘機と名付けられ、のちに”ゼロ戦”として活躍しました。また、紀元2600年(昭和15年)生まれの人は”紀”の文字を名前に付けた人が多くいました。ニッセン時代の上司も佐伯則(としのり)さん、中学校の先生も筒井年(のりとし)さん、などなど、いずれも昭和15年生まれの方でした。そのくらい紀元や紀元節を身近に感じていたものが、今では冒頭のママさんが言うように、「建国記念日って、何?」と言うくらいに国民の意識からは遠いものになっています。だからと言って、戦前のように国を挙げて祝賀会をやれ、などとは言いませんが、もう少し日本と言う歴史ある国のことを再認識して、国の長寿を祝ってももよいように思います。何せ、世界で最も古くからある国は我々が住んでいる日本です。その歴史は何と今年で2684年、2位はデンマークで1088年、3位にイギリスの958年と圧倒的に日本は長く続いている国と言えるのです。それだけ長い歴史を持つ国を誇りに感じ、改めて自分の国を愛する気持ちを確かめ合う、建国記念の日を、そんな日としてマスコミや教育の場では、もっともっと取り上げてみてはどうでしょうか。そうすれば、海外の方にも「建国記念の日と言うのは、世界で最も歴史のあある国、日本が誕生したとされる日で今年で2681年目なんですよ。」「ところで、あなたの国は誕生して何年ですか?」「あっ、そんなもんね。ふ~ん。「えっ、なぜ大々的にお祭りをしないか?」「それは、建国して高々70年余りの中国や250年程度のアメリカでは嬉しくて騒ぐでしょうが、2700年弱の歴史があるこの日本では、今更嬉しがる必要も騒ぐ必要もない。長年の歴史の中で深く国民の心に浸透しているのです。」とか何とか言ってやれば、「へへ~。」と感心し尊敬することでしょう。日本って、すごいね!

 

(あとがき)

日本ができたのは古すぎて記録にない、と言うのは充分に理解できますが、最近の政治家の中には、つい何年か前のことが記憶にも記録にもない、などとバカなことを言ってます。統一教会を解散させる管轄の文部大臣が、当の教団に選挙支援をしてもらっているなど、もってのほか、にもかかわらず「記憶にない。」「うすうす思い出してきた。」など、そんな記憶力のない人間が大臣などできるはずがないですね。法律を逃れたり、マスコミの追及を逃れても、その人の品位品格、そして信頼をなくせば、政治家は終わりです。2700年弱も続く国家の大臣として、恥ずかしい限りですね。では、次回は20日ころに更新します。

サイトメニュー

・ホーム

・ 事業内容

・ 代表者略歴

・お問い合わせ

・ブログ(勝手に一言)

・リーダーの皆さんへ

・若い人たちへ

株式会社SSプランニング

メール:samura@ss3648plan.com

2023年9月現在の関係先企業

・株式会社ファーマフーズ

(東証プライム)取締役

・株式会社アクトプロ 顧問

・株式会社光陽社

(東証スタンダード) 顧問 

・株式会社官民連携事業研究所 顧問

・薫風舎 顧問