常在道場? No.225

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まあ、世の中いろんな人がいますが、またまた、呆れかえる人が出てきました。写真の静岡県知事川勝平太氏です。以前から物議をかもす言動で有名でしたが、今回とうとう本音を言って、辞任することになりました。県庁の新人職員に対し、曰く、「毎日、野菜を売ったり、牛の世話をしたり、物を作ったりと言うのとは違って、皆さん方は頭脳知性の高い方たちです。」バカなことを言うもんですね。言われた職業の人は腹立ったでしょうね。職業差別とかいう前に野菜を売る小売り、牛を追う酪農、物を作る工業には頭脳や知性は必要ないと思っているから、このような言葉が出るのでしょうが、本当に思っているのであれば、何をかいわんや。農業、商業、工業には相当な知見、技術、知識、経験等が必要で、この人が簡単に言うような仕事ではないことは、小学生でも分かります。また、さらに笑わせるのが、この人の座右の銘が「常在道場」で最初に知事に就任した時のコメントでも「いつでも、どこでも、いつまでも現場で学ぶ姿勢を貫くことをモットーに現場主義を政策の基本姿勢としていきます。」と言ってます。思わず、「どの口が言いよるんや!」と言いたくなりますね。知事になってから15年近く、結局、現場のことは何も知らなかったということでしょう。私は中国の歴史ドラマを見るのが大好きで、過去には「三国志」や「司馬懿」「孫氏の兵法」など、今ちょうど「秦の始皇帝」が見終わるところですが、それぞれ長いものでは100話近くの続き物で、見ごたえがあります。その歴史ストーリーでよく出るのが、トップである大王、皇帝が周りの意見を聞かずイエスマンばかりを配置して世間が見えなくなって国が亡ぶ、というくだりです。この川勝さんも15年と言う長きにわたり知事の座にいたわけで、下々のことが良く見えなくなってきたのかもしれません。国が亡ぶ時の大王や皇帝は横柄になって細かなことを顧みず、独断で物事を進めて失敗し続けるのですが、何か、同じようなにおいがします。まあ、国が亡ぶ(県が大きな損失をする。)前に辞めることになったのは、静岡県にとって良かったのかもしれませんね。・・・・と書きながら、やめる理由のもう一つに「リニアモーターの27年開業を断念させた。」ことも挙げています。この断念させたことって、日本国にとっては大きな損失ではなかったのでしょうか。国民の移動時間を短縮させ産業や観光を発展させるだけでなく、その技術を世界に拡販すれば国の利益になります。もし、この人のために開業が遅れ、中国などがリニアで先に世界を制してしまえば、日本の出る幕がなくなります。と言うことは、この人の辞任は遅きに失したようにも思えてきます。たった一人の身勝手(静岡にはリニアの駅がなくメリットがないから工事を許可しなかった。)で国に大きな損失を与え、それを自慢げに辞任するのは、愛知の大村知事ではないですが、私も「かなり腹が立っています。」し、単に失言した知事が辞めるということだけで済まさず、今後の国家プロジェクトの推進においても一人の反対で進まないということにならないよう、仕組み、法律を作るきっかけにしてほしいですね。そうなれば、それが、この人のせめてもの功績になるでしょうから。

では、次回は4月20日ころに更新します。

 

(あとがき)

「常在道場」と言う熟語は、推測ですが山本五十六が用いた長岡藩伝統の「常在戦場」をもじって使っていたのかな、と思います。常に心は戦場にある時と同じ緊張感をもって、油断することなく事に当たること。と言う意味ですが、この人には、こちらの方が良かったかもしれないですね。と言うのも過去には油断だらけの失言が山ほどありました。ところが一つだけ、「その通り!」と言う発言があります。野菜うんぬん・・・発言の際に新人職員に、こうも述べていたそうです。「感じ悪い人がいたら、こういうような上司にはならないということで反面教師にしてください。言葉使いは特に大事です。」笑わしよるなあ。ざぶとん三枚!

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