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騒ぐな、マスコミ!No,284

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ドジャースも相撲も終わり、さて何を楽しみにテレビを見るかな?と思っていたところ、最近のワイドショーやニュースでは、連日、日中関係、例の高市総理の発言以来続いている、中国が日本への渡航者に自粛を呼び掛けて、大変なことになる。とか、日本の海産物の輸入をまた禁止にして、業者は困っている。などなど・・・それに合わせて、いろんなコメンテーターと呼ばれる人たちも異口同音に、やれ「大変だ。」「インバウンド客が減れば1.7兆円の損失だ。」また、「このままでは、日本経済がダメになる。」中には、「いつまで我々日本が我慢しないといけないのか?」などと言う発言も飛び出す始末。マスコミは総じて、あまりにも「大変、大変」と言いすぎ! また、この際とばかりに「高市総理の責任だ。」さらに、この間、街頭ではスピーカー片手に大きな音を立てて「高市総理の責任は大きい、すぐに辞任せよ。」などと喚(わめ)いている政党もありました。言い方は悪いですが、マスコミもこの政党もバカじゃないか?としか思えません。

まず、年間の訪日中国人約700万人が減って経済的な打撃が1.7兆円ということですが、これは中国からの渡航者が尖閣問題の時と同じように25%ほど減ったら、という野村総研の試算らしいです。ただ、この数値、どう考えてもおかしなところがあります。なぜならば、日本に来るインバウンド客全ての平均消費額は、一人約22万円です。中国人旅行者の平均は全体より少し低いと想定されますが、仮に平均の22万円を使っても700万人の25%は175万人、×22万円で3850億円にしかなりません。従って、この1.7兆円は中国人旅行者、約700万人が0になった場合と思われます。まず、そんなことはあり得ません。もし観光客が0になっても、在日の中国人や中国人留学生は100万人以上います。そして、その他ビジネスで来る人は0にはなり得ません。まあ、せいぜい尖閣問題の時の25%減かプラスアルファ―で30%減としても5000億円程度までです。これは、日本のGDP(国内総生産で約600兆円)と比べると、約0.08%です。はっきり言って「屁」みたいなものです。しかも、最近ではオーバーツーリりズムでホテルも取れず、私が住んでる京都なんかは、日本の友人が京都に来たくてもシーズン時にはホテルが取れないから、「来るのをやめる。」などと言う事例があるほどで、中国人が減ったからと言って、それは純減にはならず、それを補う他の外国人や日本人たちによって大幅に影響は薄れると思います。

次に日本産海産物の輸入禁止ですが、今まで原発の処理水をめぐる勝手な解釈で、中国は、ほとんど輸入してなかったので、これは今まで通りです。だから、これによる影響はないはずです。それより台湾が全面輸入解禁を宣言してますので、そちらの方が大きくプラスになると思われます。(また台湾は、日本への旅行も国を挙げて推奨し、中国人で減った宿泊等の穴を埋めようとしてくれています。)

このように影響は微々たるものなのに、マスコミが「お家の一大事」とばかりに騒ぎ立てて、日本の世論が「高市けしからん。」「中国に謝れ。」との声が大きくなるのは、中国政府の思うままで、決して国のためになりません。さらにマスコミの報道が大きれば大きいほど、国民感情に中国嫌悪の気持ちを根付かせます。実際にテレビのコメンテーターが、中国の制裁で「私たちは、いつまで我慢しなくてはならないのか?」みたいなことを言ってましたが、そんなことを毎日聞いていると、「中国ひどい。」とか「とんでもない国だ。」と思ってしまいます。しかし、冷静に考えて、「日本が我慢をしなくてはならない。」って、果たしてそうでしょうか? 少なくとも私の周りには、今回の中国からの制裁で我慢している人など、一人もいませんし、聞いたこともありません。もちろん、一部の宿泊業者の方などは急なキャンセルで困っていることでしょうが、ごくごく一部の人です。もし今回の件で本当に困っている人がいたら、アドバイスをしたいと思います。ビジネスの基本は、過度に1社に依存しないこと、つまり、どこか特定の相手に頼っていれば、相手の意向一つで自分たちのビジネスが無くなってしまう、特に中国と言う国は、いつまた、勝手な判断で理不尽な要求をするか分かりません。そんな相手先は、これを機にビジネス上の比率を下げて、リスク分散をしておくべきです。そう考えると、今回、良いチャンスになったのではないでしょうか。

いろんなことを言いましたが、今日本がすべきは「来る者は拒まず、去る者は追わず」で悠々と構えていれば良いと思います。焦って関係修復しようと考えると、急いては事を仕損じることにもなりかねません。何かの拍子に仲違えしたら、時を置いて対処するのが良いのは人も国も同じです。慌てず騒がず、堂々としておくことが大事です。くれぐれも、相手がそうするなら、こちらも・・・と言う短絡な思考は、すべきではありません。例えば、制裁措置などは、今考える時ではありません。そして、最もやってはいけないのが、日本にいる中国人に当たることや、これ幸いにヘイトスピーチなどを繰り返すゲスな人間になることです。こういう時こそ、逆に日本人の素晴らしさを世界に見せるチャンスです。日本への渡航を自粛せよと言う自国政府の方針の中、それでも日本で働きたい、留学したい、また、日本に来たいと言う中国人には、優しく、大事にしてやって、本当の日本の良さを体験してもらいましょう。そうすれば、国に帰っても日本や日本人に対する偏見は、おかしいと感じて、本当の日本を理解してくれると思います。そういう理解があればこそ、中国だけでなく、他の国も含めて、世界の平和が近づくのではないでしょうか。そして、少し時間を置いた来年のWBCあたりで、中国のチームには快く応援してあげて、大谷選手と中国選手の写真などを世界に発信すれば、少しは習近平さんの心も和むのではないでしょうか?・・・・・・「そんな簡単には行くか!」→そうですね。でも、何かきっかけがあればいいですね。それまでは、泰然自若で行きましょう。

では、次回の更新は12月10日くらいです。

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