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Wカップ惜しかったですね。また4年後を楽しみにしましょう。
さて、15年ほど前でしょうか、広島に仕事で行った時に駅の中で、向こうから多くの人を引き連れた黄色いものが歩いてきます。何だろうと思いながら近づくと美輪明宏さんでした。思わず道をよけて通り過ぎるのを見ていましたが、そこだけ光が差しているようで不思議な光景でした。その美輪明宏さんがお亡くなりになりました。
美輪さんと言えば、まず思い浮かぶのが「ヨイトマケの唄」。これは、1965年発売ですから、私がまだ小学校の高学年の頃の歌ですが、聞いていて、何となく物悲しい気持ちになりました。(ヨイトマケとは、昔重機が無かった頃に人力で地ならしをするために、重い槌をみんなで引っ張って高く上げ、それを一気に落とすことで地面を固くするもの;写真)歌は、貧しい家庭の母親がヨイトマケを引いて働く姿を学校の友達に見られ「ヨイトマケの子供!」「貧乏人、汚い子供!」といじめられて泣きながら学校を逃げ出して、お母さんに慰めてもらおうと家に帰る道すがら、男に交じって汗まみれで一生懸命に働く母親の姿を見て、やっぱり自分も頑張ろうと学校へ戻り、・・・・何年か経って立派な青年になった時には母親は苦労続きで亡くなっていたが・・・。と言う話です。今聞いても何度聞いても涙が出ます。口で言うより、もし知らない人は是非youtube(ヨイトマケの唄)←リンクしていますので聞いてみてください。
そのころの母親と言うのは、このヨイトマケの仕事をする人だけじゃなく、家庭の主婦さえ、毎日朝早くに起きて、七輪で火をおこし、ご飯を炊いておかずを作り、父親や子供たちを見送ると掃除、洗濯、買い物、昼ご飯、晩御飯、時々裁縫、今のように家電が無いので全て手作業で休む暇もなかっただろうと思います。それでも貧しい中、本当に一生懸命に頑張ってくれた、そんな母親のことを思いだし、苦労しただろうなあと思うと、また目が潤んできます。そんなことを思い出させてくれる素晴らしい歌が、差別用語があるので放送禁止になっていました。1965年に発表してすぐに放送禁止になりました。理由は、歌詞の中に”土方(どかた)”の言葉があり、これは肉体労働者を差別していると言うバカな考えで、長い間テレビなどでの放送ができませんでした。以前、被差別部落で放送禁止になっていた竹田の子守歌のことをブログに書きましたが、全く同じで、何でもかんでもコンプライアンスと言う言葉を盾に、隠してしまおうという”事なかれ主義”が世の中の進歩を阻害するのです。土方だろうが立派な職業です。土方の人がいなければ、日本の高度成長は成し遂げられませんでした。また、差別だと言って腫れ物に触るような考え自身が余計に差別を生む原因になってしまいます。逆に、その言葉を公にしてみんなが考えるキッカケにしなくてはなりません。そんなバカな考えや決まりに一石を投じたのが、桑田佳祐です。1990年代にコンサートで歌ったヨイトマケの唄を2000年にテレビで歌いました。その時、テロップで「放送禁止と言う実体のない呪縛で封印されてきた・・・」と流しながらも堂々と歌い、それ以降テレビでも放送ができるようになりました。おかげで2012年の紅白歌合戦では美輪明宏自身が、40数年ぶりにテレビで歌いました・・・・。と、これら一連のことをテレビで同じように説明していたのですが、考えたら、放送禁止にしておきながら、結局は”長いものに巻かれろ”で、桑田佳祐と言う大看板が「歌いたい。」と言うだけで禁止を解禁した側の考えなどは何も言わず、淡々と事実を述べていたのが少し不思議な感じがしました。「自分たちは長い間、この歌を放送禁止にしたことは正しかったのか、また、桑田佳祐が歌うと言うときに放送禁止を解除したことは、どういう理由からか。」など放送業界としての立場で意見を聞きたかったですね。テレビや新聞などのマスコミは、自分達のことも、常にどこか他人事のように話している感じがするのは、私だけでしょうか? 結局、公平や差別、社会正義を声高に叫んでいるけど、視聴率や新聞販売数の方が大事で、実態は大したことないのかねえ。→ヨイトマケの唄の放送禁止で、そこまで言う必要はないとは思いますが・・・。
さあ、このヨイトマケの唄が発表された1960年代は、この歌と同じように貧しい家庭も多く、ずいぶん大きな反響があったそうです。今ではもちろん、街中でヨイトマケなど見ることも無くなり、肉体労働も減って比較的裕福な家庭が多いので、貧乏で苦労している歌など国民の心に響かないかと思います。しかし逆に、少数になったかも知れませんが、病気や事故など、いろんな理不尽な理由で貧乏を余儀なくされている人がいるのも確かです。大きな反響が無くても大きな票にはなり得なくても、政治はこの少数ではあるが苦労している人たちを忘れずに堂々と策を打ってもらいたいですね。そのためなら、消費税はそのままでもいいんじゃないかと思うくらいです。私より6つ下の高市さんは、小さい時にヨイトマケの唄は聞いたことが無いでしょうから、この機会にぜひ聞いてみてほしいですね。
いろんなことを言いましたが、本当はWカップでブラジルを倒し、「ジャイアントキリング」みたいなタイトルでブログを書きたかったのですが、返す返すも残念です。でも、選手や監督はよく頑張りました。くれぐれも、お隣の国のように、負けたからと選手や監督を、国を挙げてボロカスに言うのはやめましょう。負けたことは恥でも何でもなく、勝負に勝ち負けはつきもの、ただ負けた後の態度にこそ、本当の価値があります。勝って驕らず、負けて腐らず、敗者の弁に言い訳なし。4年後もがんばれ、ニッポン!
では、次回は7月10日くらいに更新予定です。
